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〜事故ゼロ・違反ゼロ・笑顔で届ける物流を〜

全日本トラック協会は、令和7年11月16日(日)から令和8年1月10日(土)までの期間、
第65回「正しい運転・明るい輸送運動」を全国で展開します。

国土交通省と警察庁の後援のもと、年末年始の繁忙期に向けて、
「交通事故・労働災害ゼロ」「環境配慮」「輸送秩序の確立」を目指す取り組みです。
中小運送事業者にとっても、経営と現場の両面で安全・品質を高める絶好の機会となります。


1.運動の目的

物流業界にとって年末年始は一年で最も忙しい季節。
この運動は、

  • 交通・労働災害の防止
  • 環境負荷の低減
  • 安全で秩序ある輸送の確立
    を通じて、“安心して任せられる輸送サービス”を実現することを目的としています。

2.中小事業者が注目すべき5つの重点項目

① 飲酒運転の根絶

令和6年10月の法改正で、飲酒運転への処分基準がさらに厳格化されました。
全ト協が改訂した「飲酒運転防止対策マニュアル」を活用し、

  • アルコール検知器の携行・確認
  • 飲酒ゼロ宣言書の署名
  • 依存症への早期対応
    を徹底しましょう。

経営者の“見て見ぬふり”が最も危険です。トップ自ら宣言することが現場を守ります。


② 追突・交差点事故防止

トラックの死亡・重傷事故の約4割は交差点で発生。
高速道路では約7割が追突事故です。
全ト協が公開している「プラン2025目標達成セミナー資料」を活用し、
事故傾向を踏まえた教育を実施しましょう。
また、自転車巻き込みを防ぐ「側方衝突監視警報装置」の装着も推奨されています。

👉 参考資料:プラン2025目標達成セミナー


③ 過労運転の防止

2024年4月からの「改善基準告示」改正を踏まえ、
繁忙期でも無理な乗務割を組まない運行計画が求められます。

  • 休憩地点・休息時間の明記
  • 点呼での疲労・睡眠不足チェック
  • 体調異常がある場合は乗務中止

経営者は「ドライバーの健康を守ることが利益を守ること」だと認識する必要があります。


④ 荷役作業の安全対策

荷主との書面契約により荷役作業の役割分担を明確に。
さらに、2トン以上のトラックでは保護帽着用と昇降設備の設置が義務化されています。

墜落・転落事故は依然として運送業の労災原因の上位。
「安全作業連絡書」を活用し、現場での徹底を図りましょう。

👉 参考資料:荷役作業安全対策ガイドライン(陸災防)


⑤ 冬季輸送と車両整備

冬用タイヤの交換は「早め・確実に」。
特に溝深さが新品の50%以上であることを運行前にチェックすることが求められます。
加えて、車輪脱落防止・不正改造防止・日常点検の励行が急務です。

「自動車点検整備推進運動」に合わせ、
整備管理者と運転者が一体で安全性を高めましょう。


3.環境・マナー・サービスも「安全輸送」の一部

  • アイドリングストップとエコドライブで燃料コスト削減
  • スマホ・携帯の操作禁止で事故ゼロへ
  • 笑顔と挨拶、丁寧な言葉遣いで顧客満足を向上

安全は“技術”だけでなく“態度”でも守られます。


4.運動を成功させる3つのポイント

  1. 経営者が率先して動く
    「安全第一」は掛け声ではなく経営方針。トップの姿勢が社風をつくります。
  2. 教育・点呼を形式で終わらせない
    形式的な点呼は意味がありません。体調・気分・睡眠を本気で確認すること。
  3. 荷主と共に安全文化を築く
    荷主との協議を怠らず、過度な納期や無理な積み込みを防ぐ体制を整える。

5.中小事業者こそ「小さな徹底」で差がつく

限られた人員・予算の中でも、

  • 朝礼で1分間の安全宣言
  • 事故ゼロの表彰制度
  • アイドリング削減の燃料記録共有
    といった「小さな継続」で大きな変化が生まれます。

6.まとめ

この運動は“罰則回避”のためのものではありません。
ドライバーの命を守り、企業の信頼を守るための全国的な取組みです。

「安全・安心・信頼の物流」を次の世代へ。
今年も業界全体で、事故ゼロ輸送を目指しましょう。


✳️ 詳細資料・マニュアル・ポスター等は
👉 全日本トラック協会 安全対策ページ