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厚生労働省は7月15日、令和7年度の「過労死等の労災補償状況」を取りまとめ、公表しました。この調査は、過重な業務が原因で発症した脳・心臓疾患や、仕事による強い心理的ストレスを原因とする精神障害の労災請求および支給決定状況をまとめたものです。

■ 調査結果の主なポイント

  • 全体の請求件数が増加 過労死等に関する全体の労災請求件数は6,212件(前年度比1,402件増)と大きく増加し、支給決定件数は1,310件(同5件増)となりました。
  • 脳・心臓疾患は「運輸業、郵便業」が最多 業務災害に係る脳・心臓疾患の事案において、業種別(大分類)の請求件数および支給決定件数は「運輸業、郵便業」が最多(請求257件、支給決定64件)となりました。中分類で見ると「道路貨物運送業」が最も多く、物流・運送業界における過重労働対策が急務であることが浮き彫りになっています。
  • 精神障害は「医療、福祉」が最多、原因はパワハラがトップ 精神障害に関する事案では、請求件数が4,958件(前年度比1,178件増)。業種別では「医療、福祉」が最多でした。また、労災の支給決定に至った出来事としては、「パワーハラスメントを受けた(222件)」が最も多くなっています。

各業界における長時間の時間外労働の是正や、ハラスメント対策など、職場環境の改善に向けた早急な取り組みが引き続き求められています。

詳細なデータや報告書については、厚生労働省の公式ページよりご確認ください。 ▶ 詳細はこちら:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74476.html