公益社団法人全日本トラック協会と日本貨物運送協同組合連合会がまとめた、2025年9月分の「求荷求車情報ネットワーク(WebKIT)」成約運賃指数が発表されました。物流業界の現状を反映するこの指数は、トラック運送事業者や荷主企業にとって重要な指標です。
最新のデータでは、令和7年9月の運賃指数は「138」となり、前月比で5ポイント減、前年同月比でも4ポイント減という結果になりました。
WebKITの利用状況を見ると、令和7年度(9月末現在)の加入者数(ID数)は6,676と増加傾向を維持しています。対象成約件数は、令和7年度9月末現在で141,651件です。
成約運賃指数(平成22年4月を100)の推移を見ると、令和7年度は130台から140台で推移していますが、9月は8月の「143」から「138」へと減少しています。
| 年度 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 |
| 令和7年度 | 137 | 135 | 131 | 135 | 143 | 138 |
| 令和6年度 | 130 | 130 | 128 | 131 | 140 | 142 |
| 令和5年度 | 124 | 122 | 118 | 122 | 124 | 126 |
| 令和4年度 | 120 | 118 | 114 | 119 | 123 | 122 |
| 令和3年度 | 116 | 113 | 108 | 116 | 122 | 119 |
荷物重量別に見ると、令和7年度(9月末現在)の指数は以下の通りです。
特に「荷物重量4t以下」の指数が「4t超」や「全体」を大きく上回っており、このカテゴリでの運賃の高止まり、または上昇傾向がうかがえます。