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全日本トラック協会(全ト協)から、これから秋から冬にかけて増加する大型車の車輪脱落事故の防止を目的としたパンフレット「さらに減らそう車輪脱落事故」が公開されました。

「まさか自分の会社では…」と思っていませんか? ひとたび車輪が脱落すれば、人命にかかわる重大事故や、社会的信用を失墜させる事態に直結します。事故を「起こさない体制」を今一度、確立しましょう。

なぜこの時期に注意が必要なのか?

寒暖差が激しくなる秋から冬にかけては、タイヤ交換や整備作業が増えます。特に「増し締め」が不十分だったり、ホイール・ボルトに異常があったりすると、走行中の振動や温度変化によってボルトが緩みやすくなり、脱落につながります。

🚨今すぐ確認してほしいこと

全ト協のパンフレットには、事故を防ぐための重要なチェックポイントが、図解入りで分かりやすくまとめられています。

チェックポイントなぜ重要か
運行前点検の徹底ホイール・ナットの緩み取付部の異常を早期に発見する基本です。特に、ハブ付近からの**「異音」「異常な振動」を感じたら、すぐに点検・整備を!
増し締め管理の徹底タイヤ交換後やローテーション後は、必ず規定トルクでの**「増し締め」を実施し、実施記録を残しましょう。緩みが確認される事故の多くは、増し締めが不徹底だったケースです。
整備記録の確認どの車両をいつ整備したか、増し締めはいつ誰が担当したか、記録を明確にして管理体制を強化しましょう。

📘パンフレットをぜひご活用ください

このパンフレットは、ドライバー、整備管理者、経営者、それぞれが何をすべきかを簡潔にまとめられています。

  • ドライバーの皆さんへ: 運行前の「目視」と、走行中の「異変の察知」が命綱です。
  • 管理者の皆さんへ: 整備後のチェック体制や、規定トルクの周知徹底を見直しましょう。

組合一丸となって、安全運行の体制を強化し、冬の繁忙期を乗り越えましょう!

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